韓国は「つまらぬ挑発に抗議し、行事の廃止を求める」と批判
韓国は慰安婦問題や徴用工訴訟を前面に打ち出し、日本に圧力をかける。慰安婦像を韓国以外にも設置するなどして国際社会を味方に付けようと懸命だ。
22日の竹島の日の式典に対しても、韓国は外務省報道官が「つまらない挑発を繰り返していることに強く抗議し、この行事を直ちに廃止することを改めて厳重に求める」との声明を出し、日本をあからさまに批判した。
22日の午後にはソウルの日本大使館の相馬弘尚・総括公使に対し、韓国外務省の金丁漢(キム・ジョンハン)アジア太平洋局長が抗議した。相馬氏は「抗議は受け入れられない」と反論したが、当然である。ノーと言うときには、はっきりと即座に言わなければならない。外交にはこうした毅然とした態度が欠かせない。
韓国軍は竹島に日本が攻めてくることを想定している
2月11日付の韓国の東亜日報には驚くべきスクープが掲載された。
東亜日報によると、韓国軍が竹島(韓国名・独島)に日本の自衛隊が攻めてくることを想定し、それを防ぐための戦力や作戦について分析し、昨年12月の韓国国会に報告していたというのだ。韓国軍の想定は自衛隊が竹島に先遣隊を投入、戦闘機や潜水艦を駆使して制空・制海権を握り、その後に竹島上陸が決行されるというもので、韓国軍は竹島に最新の兵器や装備を導入する必要性を訴えている。
岸信夫防衛相は翌12日の記者会見で問題の東亜日報の報道に触れ、「外交ルートを通じて韓国側に事実関係の説明を求めたところ、韓国は報道内容を否定した」と語った。
しかし、沙鴎一歩は東亜日報の報道は正しいと思う。火のないところには煙は立たない。韓国軍は日本が竹島にいつ攻め込んできても十分に対応できるように体制を組んでいるのだ。休戦状態とは言え、北朝鮮とも有事が続いているだけに韓国の危機管理は進んでいる。逆に日本の危機管理は甘い。韓国軍の侵攻を想定した軍事訓練を行う必要がある。