10分に一度天井を見て身体の硬直を回避する

会社のオフィスと異なり、周囲に誰もいない環境で仕事をしていると、ついつい時間を忘れ、長時間パソコンのキーボードを叩き続けているということにもなりがちです。人体は同じ姿勢でいると、血流が低下し筋肉も硬くなりやすく、体温も低下しやすいです。

平井孝幸『仕事で成果を出し続ける人が最高のコンディションを毎日維持するためにしていること』(東洋経済新報社)
平井孝幸『仕事で成果を出し続ける人が最高のコンディションを毎日維持するためにしていること』(東洋経済新報社)

これを回避する方法は、イスでも床でもどこに座っていても、姿勢を整えることを30分に一度でいいので意識することです。たとえば、10分に一度天井を見るようにして、頭の位置を整えるのです。

首を右や左に回すのも有効です。頭は前に出やすいので、いかに後ろ(背中と後頭部を一直線にした位置)にしておけるか、意識すること。

集中していると時間を忘れてしまう、ということであれば、スマートフォンのアラームを活用してもいいと思います。ちょっとした工夫で、忘れずにストレッチをすることでひどい状況にならずに済むのです。

どうしても姿勢が悪くなりがちな人は、「ひとつの姿勢を長時間続けない」ということだけでも意識しておくことです。自分の姿勢のクセを知り、その逆の動きを取り入れることで、身体をリセットさせるよう心がけます。

ほとんどの人が前に丸まるように猫背になるため、伸ばしたり上を向いたりすることが、最もシンプルな姿勢の戻し方です。トイレに行くたびに、なにかひとつ運動をしてみるのもいいでしょう。

【関連記事】
2カ月で約30kg痩せた男が白米のかわりにたっぷり食べていたもの
富裕層は「スマホ」と「コーヒー」に目もくれない
どれだけ忙しくても仕事用デスクで昼食を食べてはいけない3つの理由
歯科医が断言、新型コロナが重症化する人としない人は「口の中」が違う
食、運動、睡眠、ストレス…新型コロナも遠ざける「免疫力」を高める新常識