念頭に置くべき、感染リスクが高まる5つの場面

まずは「例年」のイベントとその内容を整理し、『今年はここに注意』と題して各イベントの感染対策としての注意点を記載していきたいと思います。

2020年12月中旬
①職場の忘年会
2020年12月下旬
②クリスマス
③帰省、帰省先での忘年会や新年会
2020年12月大晦日
④大晦日
➡大掃除
➡除夜の鐘
➡カウントダウンライブ
2021年1月
⑤お正月
➡家族との新年の挨拶
➡初詣
➡お正月遊び
番外編:年末年始の救急外来

これらのイベントの多くは、内閣官房のHPに添付された注意すべき5つの場面とまさに合致するものもあるでしょう。

当然例年と同様の開催が困難であることは、この1年、新型コロナウィルスと向き合ってきた皆様なら理解も容易だと思います。では、一つ一つのイベントを細かくみていきましょう。

忘年会は可能な限り開催の見送りを

年末年始のイベント①職場の忘年会

職場のみならず、多様な集いが年末には集中しています。忘年会の名の下に、旧友との交流、付き合い程度でそれほど前向きでもない集いや、同僚と1年間の仕事を労う集いなど本当に様々なタイプの忘年会があると思います。

ブッフェ形式、予約も多く密な2次会、飲みすぎて嘔吐してしまう人、その方を介抱する人、終電の異常な混雑、3次会のカラオケでの熱唱など様々なシーンが想起できます。

『今年はここに注意』

➡可能な限り開催を見送りましょう

12月のこの時期に集わなければならない特段の理由は実はそれほどないのかなとわたしは薄々毎年思っておりました。これを機に、是非ともスライドしてみるのもいい機会かなと思います。混雑も避けられ、ゆとりある集いになるかもしれません。

➡オンライン開催:いかがでしょうか?

➡最小人数:大人数で集まることがこれまで楽しく、忘年会らしいと感じていたかもしれませんが、感染リスクを考慮すれば可能な限りで最小人数での開催にしましょう。

➡冬なので鍋料理が出されたりすることがありますが、小分けに取り分けたものを食べましょう。間違っても、自身の使用をしているお箸で鍋をつつくようなことも避けましょう。

バーチャルハッピーアワー
写真=iStock.com/monzenmachi
※写真はイメージです

オンラインは◎、少人数で、料理は小分けに

年末年始のイベント②クリスマス

日本のクリスマスは、繁華街ではイルミネーションや百貨店なども賑わいを見せます。中には、教会で行われるミサへ参加する、あるいは、家族や友人とパーティーを催す方もいると思います。

『今年はここに注意』

基本的には忘年会同様です。可能な限り開催を見送りましょう。3密を懸念しながら過ごすといいのではないでしょうか。私は、過去にクリスマスの時期にカトリック系の教会に行ったことがありますが、通常よりも大変混雑します。