現場で得たものを検証するために読む

<strong>藤巻幸夫</strong>●フジマキ・ジャパン副社長。1960年生まれ。上智大学卒業後、伊勢丹入社。2000年独立し、セブン&アイ生活デザイン研究所社長などを経て現職。08年、西麻布にシャツとトートバッグの店「CRUM」をオープン。
藤巻幸夫●フジマキ・ジャパン副社長。1960年生まれ。上智大学卒業後、伊勢丹入社。2000年独立し、セブン&アイ生活デザイン研究所社長などを経て現職。08年、西麻布にシャツとトートバッグの店「CRUM」をオープン。

営業力とは、つまるところ人間力である。だから営業力を高めたければ、現場の仕事に真剣に向き合って自分を磨くことが何より大切だ。本を読んでから行動を起こすのではなく、現場で得たものを検証するために本を読むのが妥当な手順というものだろう。

25年にわたって営業の現場を経験してきて、いま手に取る本は週30冊ほど。その中で血肉となっていくのは、やはり経済原論や物事の本質について書かれたものである。