リモートワークに関する男性の思い込み
リモートワークができて、フレックス勤務ができて、中には「週3日の正社員」もいて……。そんなキャスターの働き方についてお話しすると、しかし、男性の中には「とてもいい会社ですね、妻に勧めたいです」と言う人が必ずいます。
なぜ、男性は無意識のうちに、「自分には関係のない働き方だ」と考えるのか。
「自分はオフィスへ出社して、週5日で働くものだと思っていませんか?」
「リモートワークは、それができないときの補完的な手段だと考えていませんか?」
こう聞かれたら、男性であるあなたなら、何と答えるでしょうか?
キャスターでは女性メンバーが多いものの、「女性だから」「ママだから」採用しているわけではありません。
フラットな働き方を実現するために必要なこと
たしかに、女性からの応募が多いのは事実です。結婚や出産、子育て、介護など、ライフステージが変わったときに働き方を変えようと考えるのは、残念ながら現状では、圧倒的に女性のほうが多い。
「妻の転勤によって会社を辞めることになった夫」の話は、ほとんど聞きませんよね。「子どもが生まれて時短勤務に切り替えた夫」の話も、あまり聞きません。
オフィスへ出社して週5日働くことが昇進などの条件になっているままでは、世の中はいつまでたってもフラットにならないと思います。
キャスターでは、業務委託のまま事業部長をやっている男性メンバーがいます。このメンバーの奥さんは日系の超大手企業に所属し、オフィスに通勤しているのですが、このようなパターンはかなり稀です。
日本では、まだまだ「男性と仕事」「女性と家庭」をセットにとらえる考え方が根強いと感じます。これを切り離さなければ、男性の働き方は変わりません。