日本のコロナ対応は優れていたのか

結果としてスウェーデンでは4割の集団免疫を獲得したとみられ国民の過半数がこの政策を支持している一方で、「実際は子供が高齢者に新型コロナを広げているのは明らかだ」と政府に反対する専門家もいるようです。

特筆すべきポイントは、スウェーデンの4~6月のGDPは年率でマイナス8.6%と明らかに周辺諸国よりもよい経済を維持する一方で、100万人あたりの死者数も575人とイタリア、イギリスとそれほど変わらないレベルで済んでいることです。スウェーデンは経済を優先した成功例と言えるかもしれません。

さて、日本の4~6月のGDPは年率でマイナス27.8%でした。100万人あたり死者数は10人です。この数字を踏まえると、この秋冬に日本が目指すべき方向性はスウェーデン的でいいようにも感じられます。新型コロナの分類を緩め、経済活性化の方向に力点を置く。これが日本の最適解ではないかと思えるのです。

ヨーロッパと比較する限り、政治家や官僚の姿勢は見劣りするものの、日本がやってきたコロナ対策は間違っていないように思えます。

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