最初はスモールステップから始めてみることとし、ウェブサイトの小規模なリニューアルなどがよいだろう。
たとえば、ウェブサイトの気になる部分を刷新したら、その後、顧客にアンケートをとり、その結果をアクセス件数増減とともに提示して、リニューアル効果を訴える。こうして徐々にウェブサイトを充実させていく。実績が伴えば、経営者も理解を示しやすくなるだろう。
ウェブサイトは顧客に近いツールだけに、戦略が正しければ、それに見合った成果が必ず出る。逆もしかりで、利用者が企業のウェブサイトに期待を抱いてアクセスしているのにもかかわらず、戦略がないままに漫然と情報を羅列していると、ブランドイメージを損ねかねない。
顧客満足を上げるためにウェブサイト担当者を活かすことができるかどうかは経営者の考え方次第だ。ウェブサイトの可能性を知り、ウェブサイト担当者の活躍の場が広がっていくことを期待したい。