<strong>ダッソー・システムズ上級副社長 ジェフ・レイ</strong>●Texas A&M大学を卒業後、IBMで17年間マネジメント業務を経験。その後、DS SolidWorksのCEOを務めた経験もある。2011年1月から現職。ダッソー・システムズは仏国ダッソー社の子会社で、PLM分野の世界シェアは4割弱と言われている。
ダッソー・システムズ上級副社長 ジェフ・レイ●Texas A&M大学を卒業後、IBMで17年間マネジメント業務を経験。その後、DS SolidWorksのCEOを務めた経験もある。2011年1月から現職。ダッソー・システムズは仏国ダッソー社の子会社で、PLM分野の世界シェアは4割弱と言われている。

ダッソー・システムズは、コンピュータで設計を支援する3D(三次元)‐CAD業界のリーディングカンパニーだ。同社が提供する3DCAD技術の領域は、飛行機、自動車、ファッション、日用品まで及ぶ。そしてその顧客はボーイング、トヨタ、ホンダ、ベネトン、P&Gなどの世界の一流企業が採用するなど、今や製造業の基幹を握る会社なのだ。同社のジェフ・レイ上級副社長に、3Dで変わるモノづくりの現場と、その未来について聞いた。

――ユーザーイノベーションの発想を御社の製品である3Dソフトウエアに取り入れましたが、このコンセプト(概念)を説明してください。

(岸 宣仁=インタビュー・構成 的野弘路=撮影)