日焼け止めは量・タイミングが大事
では、具体的に、どんな日焼け止めを選べばいいのでしょうか?
UVAをブロックする度合いはPA、UVBのほうはSPFで表されますが、UVAのほうが深く皮膚の中に入ってくるから、個人的にはPAのほうが重要だと思っています。
加えてガングロギャル世代で育った筆者は、小麦色の肌が好みなので、SPFゼロでPA++++でもいいくらいです。
しかし迷ったら、「SPF50、PA++++」のものを選んでおけば大丈夫です。肌に特に問題がないなら、なんでも自分が使いやすいものを選んでよいでしょう。
そもそも、選び方より塗り方のほうがはるかに大事です。
日焼け止めは、実は量が重要です。適正量を正しく守って塗らないと、十分な効果が得られません。必要とされる日焼け止めの量は2mg/㎠。顔の大きさを400㎠(20cm×20cm)とすると、顔全体で必要な量は800mg(2mg×400)。つまり0.8gです。
これはだいたい500円玉大。実際手に出すとこれが結構多く感じると思います。しかし、この量を塗らないと日焼け止めも本領発揮できず、「塗ったのに焼けた……」ということになってしまいます。
ポイントは、日焼け止めを塗ったら30分置いて肌になじませること。推奨量を塗ると最初は肌がベタベタになりますが、30分後にはなじんできます。時間を置くことで、膜がしっかり張られていくので、女性の場合はメイクをしてもよれなくなります。
だから朝起きたら、洗顔、保湿、日焼け止めまで一気にやってしまいましょう。そうして、食事とかほかのことやったあとでメイクをする。そう習慣づけちゃいましょう。
塗り直しはスプレータイプや粉タイプが便利
いったん塗って終わりじゃなくて、つけ直しが必要と聞いたことがある人もいるでしょう。実際、本来は数時間ごとに塗り直すべきです。しかし現実的には難しいのがほとんどではないでしょうか。女性なら化粧もしています。
そこで、日中の外出時には、スプレータイプや粉タイプのメイクの上から使用できる日焼け止めを使って、さっと直せばOKです。ただし、夏場に長時間、屋外にいるときは塗り直しは必ずしましょう。
日焼け止めを欠かさず塗れば、そのアンチエイジング効果は何万円ものコスメや美容医療処置に相当します。最強コスパの未来の若さのための投資です。ぜひ習慣にしてください。