電話が鳴ったら新入社員が率先して受話器をとる。そんな一昔前の常識が、いまでは非常識に変わりつつある。「やりなさい」といっても、「どうして私がやらなくてはいけないのですか」と聞き返してくる。このとき、「それが、おまえの仕事だ」と一方的に怒鳴り上げてはダメ。ゆとり世代は自分が納得しないと、なかなか動こうとはしないからである。
「電話をとらないというけれども、先輩や周りの人にわからないことを教わることがあるだろう。その代わりに君は何をお返しするのかな。みんなができることを返し合うことで、ギブ・アンド・テークが成り立っている。それが人間関係の基本だ。一方的にもらうだけでは関係性は保てないよ。じゃあ、いま君にできることって何なんだろう。このぐらいストレートに伝えることが重要だ」とアドバイスするのは、『ゆとり社員の処方せん』の著書もある人材教育サービス会社ウィル・シードの池谷聡商品開発部長だ。
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