オフィス内で腕立てジョギング、ウガンダ大統領
【ウガンダ】ヨウェリ・ムセベニ大統領
ウガンダでは、4月1日からショッピングモールや商店街、宿泊施設など商業施設の営業停止や、公共交通機関の停止などのロックダウン措置を行っている。当初この規制は入国・出国や航空輸送の中止、非食料品市場の営業停止を32日間とするほかは14日間を予定していたが、4月14日に5月5日までの延長が発表された。ロックダウンを伝えるガイドラインには大統領の写真が使われ、ツイッターやFacebookのアカウントも記載されている。
ムセベニ大統領は自らのツイッターで国民に対して家にいるよう呼びかけ、4月9日には「集団でジョギングをしている人たちを見てがっかりした」という書き出しのツイート(書き込み)を投稿。「運動のために外へ行く必要はない」として大統領が自らグレーのジャージに裸足の姿で、オフィス内でジョギングや腕立て伏せなどをしている動画を公開した。
「家でプレステしてろ!」とイタリアの市長
【バーリ】アントニオ・デカロ市長、レッジョ・ディ・カラブリア ジュゼッペ・ファルコマータ市長(イタリア)
イタリアでは感染者が多数発生した自治体を政府が封鎖するなどの対策を進めていたが感染の連鎖を止めることはできず、3月10日には一部地域に限定していた移動制限措置を全土に拡大した。また、12日からは食料品店と薬局を除くすべての店舗を閉鎖。19日には新型コロナウイルスによる死者数が世界最多となった。しかしそんななかでも3月末には外出自粛指示を守らず外出する市民が後を立たず、各市の市長が激しい言葉で家に留まるよう訴えた。
南部バーリのアントニオ・デカロ市長は外で卓球する市民に向けて、「家でプレイステーションしてろ!」などと叱責するシーンが話題となった。また、南部のレッジョ・ディ・カラブリア市長ジュゼッペ・ファルコマータ氏は「これは映画じゃない。あなたは『アイ・アム・レジェンド』のウィル・スミスではないのだから帰宅しろ」と、SF映画でただ一人生き残った主人公に例えて外出中の市民を注意したと報道された。