疑問には常時接続、聞き流す力を発揮

トップアスリートへの取材を行うと、いつも感心させられることがあります。それがほぼ一致していることに改めて驚かされました。共通点は3つ。いずれも競技に対する姿勢や考え方に関するものです。

(画像左から)鈴木桂治氏、高橋尚子氏、山下泰裕氏、岩崎恭子氏、米満達弘氏
(画像左から)鈴木桂治氏、高橋尚子氏、山下泰裕氏、岩崎恭子氏、米満達弘氏(AFLO=写真)

まず1つめは「常に疑問を手放さない」。どうすれば勝てるのか、どうすれば記録を更新できるのか。絶えず「どうすればいいんだ?」と自問している。

たとえば柔道の鈴木桂治さん。アテネ五輪では、見事な足技で金メダルまでの道を駆け上りました。その足技を極めるために、外を歩くときは標識でも電柱でも、立っているものがあればとりあえず足を絡め、重心を探っていました。