武蔵小金井タワマン購入の勧誘を受けてきた
タワーマンションの建設ラッシュが止まらない。不動産経済研究所の調査によれば、2008~17年の10年間で、首都圏には341棟の高層マンション(20階建て以上)が建てられたという。
タワマンといえば、東雲・豊洲などの湾岸エリア、西新宿や港区などの億ションなどが頭に浮かぶ。一般家庭には間違っても手が届かない。そんなイメージがある。対して、武蔵小杉や川口といった郊外エリアに立つタワマンは、都心へのアクセスが便利でありながら前者と比べれば手ごろな価格で購入ができることから人気が高い。
新宿駅から中央線で最速22分。東京都23区外にある武蔵小金井駅前には、20年5月末に竣工予定のタワマン「プラウドタワー武蔵小金井クロス」が建設中だ。
「湾岸エリアや西新宿にブランド力があるのはわかります。デベロッパーは武蔵小金井にブランドのイメージをなんとか植え付けようと躍起になっているようでした」と話すのは、同タワマンのモデルルーム見学へ参加したという会社員の男性(27)だ。
まずはデベロッパーである野村不動産の社員と一対一で1時間ほど説明を受けた。妻とふたり暮らしで子どもがまだいない男性は、2LDK・約6500万円の部屋の購入を勧められた。