1970年代、熱海は企業の社員旅行先として活気に溢れていた。しかし、旅行が団体から個人にシフトして観光客が減少。働く場所がなくなり、町の人口も減少の一途をたどっていった。いま、その熱海が賑わいを取り戻しつつある。一時250万人を切っていた観光客数は、300万人台に回復。その立役者の1人が、空き店舗のリノベーション事業で町おこしをする市来広一郎氏だ。地方創生の鍵はどこにあるのか。田原総一朗が熱海を訪ねた――。
シャッター街を活気づけた秘策
【田原】市来さんは熱海のお生まれだそうですね。
【市来】はい。両親が熱海にある保養所の管理をしていたので。保養所は僕が大学2年生のときに閉鎖になりましたが、両親はいまも熱海です。
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