さらに、コメント欄を開放しておけば、「そんなの無駄遣いだ」と指摘されることもあり、さらに効果的です。叱咤激励のコメントに目をつむるのではなく、真摯に受け止めて改善していくことです。

とはいえ、私みたいに顔出しで手取りも全部公開することは、個人情報を特定されてしまう恐れがあるのであまりおすすめしません。完全に匿名でやるか、もしくは親や恋人、友達や同僚に限定で公開すれば安全です。公開するツールでいえばインスタグラムがおすすめ。写真でパッと見られて、ブログよりも手軽なため、家計簿公開のツールとして実は人気なのです。

手取り24万円でも18万円は貯金できる

他人の目は関係ありません。見栄を捨てた結果、私の部屋の家具はダンボールです。テレビ台、パソコン台、物置台などはダンボールでできています。引っ越すときは捨てればいいし、荷物も減るので楽です。保温性もあって除湿にもなる。傷んだら本当は替えたほうがいいのですが、私は大雑把なところがあるのでガムテープでぐるぐる巻きにして補強しています。見た目も悪くないと思っており、むしろアーティスティックに感じています。

「ダンボール家具に囲まれる生活は、暖かくて心地良いです」(くらまさん)

家賃に関しては会社の手当により月5000円で済んでいます。就職活動の時点で、手厚い福利厚生がある会社に絞っていたためです。やはり固定費の負担は大きい。家賃を限りなくゼロに近づければ、貯金も節約もできるという判断をしました。

どんどん生活レベルを落として、最終的にはホームレス級に質素な生活が目標です。あらゆる欲を消し去った環境にできたら、無敵じゃないですか。平日は普通のサラリーマンで、休日はホームレス状態という二面性を出せたら面白いかなと思っています。

私は節約に命を懸けています。なぜそこまでするかというと、節約は何よりも結果がすぐコミットされるからなのです。例えば昼食を1日我慢するだけで、1000円浮く。その瞬間から利益が発生するのです。お金を貯めたいなら、まず生活レベルを下げること。そのあとで精神的に余裕ができたら、副業などで収入をアップしていけばいいのではないでしょうか。

多くの人が貯金や節約が苦手であることを、私は社会問題だと捉えています。老後2000万円問題、堀江貴文氏の手取り14万円に関する投稿問題しかり。さらに増税したからといってその分給料が上がるわけではない。私たちサラリーマンは生活がギリギリな方が多くなってきています。

この社会問題を解決するためにも、私は動画を配信しています。生活習慣に節約と貯金の思考を組み込んでもらえたらと思っています。現代ではそういったコンテンツに簡単に無料で触れることができます。節約や貯金の動画、SNSで発信している人をフォローして、日頃の情報から自分のマインドや考えを染めていけば意識は変わるはずです。