大規模かつ高い質を誇る、サムスン・メディカル・センターを訪れて、志の大切さを再認識した筆者が、ビジネスにおける「野生の思考」の役割を検証する。
サムスン電子に見る「志」の重要性
東日本大震災直前の3月初旬、サムスン・メディカル・センターを、医療経営研究の仲間たちと訪問・視察した。同センターは、韓国ソウル市に本社をもつエレクトロニクス総合メーカーのサムスン電子が、17年前の1994年に当地ソウルにつくった医療・医学センターである。そこで何より学んだことは、事業には、志がどれほど大事なことか、であった。
サムスン電子は、周知のように、2009年時点で売上高は約140兆ウォン、日本円で10兆円を超える。日立製作所やパナソニックの連結の売上高が10兆円足らずなので、それらをすでにしのぐ存在になっている。
ただ、94年というと、まだ日本メーカーの類似商品を低価格で販売する二流メーカーと見なされていた頃。李健●会長が、「妻と子以外はすべて取り替えろ」と宣言して、同社が抜本的な組織改革に取り組み始めた頃にあたる。※●=臣の右に巳。下にれっか
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