結婚願望が「嵐活動休止」発表につながった

今回、伊藤綾子と結婚を発表した二宮和也も、ここまでくるには大変な苦労があったこと、想像するに難くない。

『週刊文春』(11/21号)によると、伊藤は山形大を卒業後、秋田放送のアナウンサーになったが、「東京でキャスターになりたい」と、07年に退社している。その後、29歳で日テレ系の「news every.」のレギュラーになって夢を実現した。その上、二宮とも交際を始めたという。

伊藤はそれが嬉しかったのだろう。『文春』で、日テレ関係者が「メイク中も普通に二宮クンとLINEでやり取りしてました」と話している。

彼女は当初から結婚を意識していたようだが、16年7月に女性セブンが、二宮の自宅マンションへ足しげく通う伊藤のことを報じると、嵐のファンから猛バッシングを受けたのである。

伊藤の事務所も、当然ながら、ジャニーズ事務所も2人を守ってはくれなかった。

伊藤は番組降板にまで追い込まれ、公の場から姿を消した。だが、二宮との交際は続いていた。これまでの報道によれば、二宮も伊藤との結婚を熱望していたが、藤島ジュリー景子社長が猛反対していたというのだ。

親が親なら子どももということだろう。だが二宮の結婚への意志は揺るがなかった。

二宮の結婚願望が、他のメンバーとの反発を招き、2020年末の「嵐活動休止」発表へとつながったといわれているそうだ。

モルディブへ4泊5日の「婚前旅行」

18年7月、活動停止へとつながったであろう、ある事件が起こる。

二宮が伊藤とモルディブへ4泊5日の「婚前旅行」を敢行するのである。それを『文春』(2018年8月16・23日号)がすっぱ抜いた。

文春オンライン上に、結婚発表を受けて、この時の記事が再編集して掲載されている。

「7月16日午前8時前、成田国際空港に、予定より少し遅れて一機の国際便が降り立っていた。
先頭を切って機内から姿を現したのは、嵐の二宮和也(35)。黒いキャップ、ピンクのTシャツに水色のカーディガンを羽織っている。VIP扱いの二宮は、到着ゲートを出たのも誰より早かった。空港関係者が二宮の荷物を引きながら続く。二宮は手で口元を隠しながら、愛車のレクサスが停まっている駐車場へ向かった。
遅れること数分、機内から黒のキャップに黒のワンピース姿の女性が降りた。目下二宮と結婚秒読みといわれている、元フリーアナウンサーの伊藤綾子さん(37)である。二人はこの日、4泊5日の“婚前旅行”から帰国した——。(中略)
交際報道から約2年、二人は密やかに、そしてしっかりと愛を育んでいた。その象徴が、今回、小誌が目撃した海外旅行だ。
「機内で二人はビジネスクラス。隣同士の席でしたよ。スリランカを経由する便ですから、二人は高級リゾート地のモルディブに行っていたのでしょう」(乗り合わせた客)
ひとり空港の駐車場に向かった二宮は、愛車を同フロアのエレベーター付近に移動させた。
約15分後、伊藤さんの姿を確認するや運転席を降りて迎えた二宮。そして伊藤さんの重いスーツケースを持ち、甲斐甲斐しく車のトランクに収納。堂々と寄り添って歩くことのできないトップアイドルの、せめてもの気遣いだろう。伊藤さんに対する優しさが垣間見える、微笑ましいシーンとなった」