「自己肯定感が高い」人は「えー、あー」と言わないワケ

外圧をともなう対人面のシチュエーションとは違い、プライベートにおいても頻繁に起こりうる心理面のシチュエーションもたくさんあります。

たとえ友人との会話でも、嘘をつかなければならないときもあるでしょうし、思いを寄せる人の前では多少は緊張するものです。知人の男性などは、美人を前にすると急性の失語症になると言っていました。

ただ、プライベートの場面でフィラーを出さないように意識するのは気にしすぎかもしれません。フィラーが出ることも受け入れてくれるような仲間やコミュニティを築くことこそが大切なのであり、そうした環境がすでにあるのであれば何の問題もありません。ただ、仕事やオフィシャルの場では損をすることが多いので、出さないようにしたいですよね。

一方、フィラーが出にくいシチュエーションとはどのようなものでしょうか? こちらも「外圧」と「内圧」に分けて考えてみましょう。

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【フィラーが出にくいシチュエーション(外圧が弱い場合)】

・気兼ねしない仲間との雑談
・社内や組織内での、業務とは無関係な雑談
・家族や友人との会話
・部下への指示
・独り言

【フィラーが出にくいシチュエーション(自己の内圧が強い場合)】

・自分の意見に自信がある
・喜怒哀楽の感情が爆発している
・自分のほうが立場が上

当然、心的負担がかかってこない友人や家族との間でもフィラーは出にくいでしょう。

一方、おごったような心理状態だったり、感情の爆発がそのまま表に出てくるようなシチュエーションもありますが、「自分が主導権を握っている状況」「自分に自信がある」「自己肯定感が高い」ときに、フィラーが出にくいということが見えてきます。また、フィラーが出やすいシチュエーションと比較して、項目数の少なさも際立っています。