的外れなケンカで得するのは誰か

日本人も韓国人もアメリカ人も、国家や民族などという、ケンカする相手の「くくり」を間違えて自爆し続けているなか、得をしているのはその間違った「くくり」で敵対心を煽り当選をつづける政治家と、バズった記事で広告収入を得るキュレーションメディアという事実にまず気づきたい。

もちろんその間、政権与党にとって不都合な真実は民衆の目からそらされる(今の日本で、日米貿易交渉で輸入が決まった米国産トウモロコシが遺伝子組換え作物であることの健康被害の有無につき、韓国の曺国(チョグク)法相のスキャンダルと同じくらい詳しく知っている人は何人いるだろうか。そして、それらトウモロコシは米中貿易戦争の結果余剰になったもので、産地は次期大統領選激戦区のアイオワ州・オハイオ州であることも)。

その意味では、KPOPを追いかけて新大久保や明洞ミョンドンを楽しむ日本のご婦人たちや、日本のアニメがただただ好きで日本語の勉強に励む世界各国からの留学生らが一番正常な「人種」かもしれない。なにしろ彼ら彼女らは、自分の目で見て良しあしを判断しているのだから。

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