“ぶさいくスタート”で、自信なしでも大丈夫

「プロになるまで待っていたら、いつまでたっても起業できません。素人の“ぶさいくスタート”でかまわないんです。自分と同じレベルの人もたくさんいるわけなので、その人たちをターゲットに、ニーズに合った商品やサービスを提供すればいいんですね」

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例えば、ゴルフの中級者なら、初心者にありがちな失敗、中級レベルに上達するコツなどについて、集中的にレッスンする講座を開いてもいいわけだ。

「プロではないアマチュアのサーファーが、“座学”のサーフィン教室を都心の貸し会議室で始めたケースがあります。その人は会社勤めをしていて、平日は海に行けないからなんですが、自分と同じ会社帰りのサーファーのニーズをとらえ、大盛況でした。しかも、その人は骨格筋の使い方といったスポーツ生理学の理論に精通していて、それを詳しく教えるためにも、座学のほうがよかったんでしょうね」

起業する場合、スタートアップには資金も、手間も、時間もかかると思われがちだが、戸田さんは、「インターネットを活用すれば、負担を大幅に軽減できます」と助言する。

「ブログやSNSで、積極的にアピールしましょう。ブログは基本的には一方的な情報発信になりますが、コンテンツを蓄えることができ、広告宣伝に向いています。それに対して、SNSはコミュニケーションを緊密に取ることになりますが、それだけに相手との距離感が縮まるので、ファンづくり、固定客づくりに適しています。できれば、ブログとSNSの両方を使い、相乗効果を狙うといいでしょう」

場合によってはブログ単独の運営でなく、タイムチケットやメルカリなどのプラットフォームサービスに“出品”したほうが、集客しやすいこともある。

とはいえ、魅力的なコンテンツをつくるのは簡単ではない。「ブログやSNSに書き込むのは苦痛」という人も多いだろう。そこで、戸田さんに、次のような秘訣を伝授してもらった。