焼き鳥とカット野菜をご飯にのせれば立派な食事

3:明日からできる子育てママのための工夫

「妊産婦の調査」の一環で作成した「妊娠中・産後のママのための食事BOOK」(※)では、妊婦・産婦の女性、あるいは配偶者などの家族向けに、簡単、便利、手間の要らない食事を紹介しています。「ママのための食事BOOK」はネット上で誰でも無料で見ることができます。今回は、ポイントを抜粋してご紹介します。

※写真はイメージです(写真=iStock.com/Floortje)
ポイント1:食事づくりは家族と協力

例えば、一品だけ総菜(例:焼き鳥)とカット野菜を買ってきてご飯にのせるだけでも立派な食事になります。配偶者(夫)に、まずは、総菜や調理肉などを買ってきてもらい、それがすぐメニューの一品になる、という認識を持ってもらうこともできます。料理が上手な配偶者(夫)は少数派ですが、子育て期の早いうちから食事の準備に参加してもらうきっかけづくりをすることは、将来の家事・育児の参画にもつながるはずです。

ポイント2:調理野菜の活用

最近では、冷凍野菜、カット野菜のほか、乾燥野菜も販売されていますので、うまく使って栄養価をアップすることができます。

また、少し手間がかかりますが、小松菜やブロッコリー、キャベツ、いんげんなどをさっと茹でて保存容器に入れておけば、いつでも使えて便利です。一般的には、冷蔵庫で2~3日、冷凍庫なら約2週間もちます。電子レンジで温めるだけで、温野菜サラダやスープに使えますので、下ごしらえの時間を削って野菜を摂ることができます。

ポイント3:食欲がないときのうどんメニュー

うどんは、しっかりエネルギーを摂りたいけれど、食欲がないときに気軽に食べられます。野菜をたくさん入れれば、栄養素も摂れます。季節や体調に合わせて、のどごしのよい冷たいうどんや、やわらかい煮込みうどんなどのアレンジも簡単です。賞味期限が長い乾麺などを常備しておくと、急な体調変化で買い物にいけないときでも食べることができます。

今回、コメントをもらった複数の妊産婦からは、「有料でもいいから食事を作ってもらえるサービスを使いたい」という意見がありました。余裕のないときは外部のサービスを活用し、食生活に関わる負担が減れば、自身の健康面での改善を図れる上、子供と食卓を囲む時間も増えます。

共働きが増え時間に追われる妊産婦が増えるなか、食生活に着目した支援やサービスが増えていくことが期待されます。

(写真=iStock.com)
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