AIに求められる「倫理指針」
EU(欧州連合)は、AI(人工知能)の倫理指針策定を進めている。すでに域内では先進国を中心に融資での与信管理や人材採用における書類選考など、様々な分野でAI導入が進んでいる。
今後は自動車の運転を委ねるなど、さらに高度な分野にまで導入が進むと見られる。だが、「AIは生身の人間のような倫理観や常識を持ち合わせていない」(ドワンゴ人工知能研究所の山川宏所長)ため、倫理指針が必要になっている。指針に沿って人間がAIをコントロールしないと、「特定の人種において延滞が多いなど、AIが偏った傾向分析を行い、差別的な与信判定を下す恐れがある」(同)。
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(写真=AFLO)


