名前を呼びすぎると不信感を与える
相手の名前を呼ぶことが効果的だからといって、呼び過ぎは禁物。名前を呼び過ぎた会話は「普通の会話」ではないため「なにか作為があるに違いない」と無意識が注意信号を出し、結果として自分の名前を連呼されることに不快感を覚えるからです。
たとえば、以下の文章を声に出して読んでみてください。
「山田さん、昨日は山田さんにお越しいただき良かったです。山田さんがいないと盛り上がりませんからね、山田さん。本当、山田さん、ありがとうございます」
いやこれ、ウザくないですか? 例文はちょっと大げさですが、「こういう心理テクニックがある」と学ぶと、忠実に実践しすぎる人がいます。
どのテクニックを使う場合にも覚えておいてほしいのは「普通の会話を逸脱すると、相手に不信感や不快感を与える」ということ。相手を観察しながら過剰にならないよう気をつけてください。
岸 正龍(きし・せいりゅう)
ビジネス心理コンサルタント
株式会社浅野屋代表取締役、一般社団法人日本マインドリーディング協会理事、日本ビジネス心理学会上級マスター。1963年名古屋生まれ。上智大学経済学部卒業。卒業を前に萩本欽一さんの事務所で芸人になるが、コピーライターに転身。その後デザイナーに転職。1996年、地元の名古屋に小さな眼鏡店をオープン。現在は「サブリミナル心理学研究所」主宰として講演やセミナーを小学校から大学、商工会から海外まで多数実施。
ビジネス心理コンサルタント
株式会社浅野屋代表取締役、一般社団法人日本マインドリーディング協会理事、日本ビジネス心理学会上級マスター。1963年名古屋生まれ。上智大学経済学部卒業。卒業を前に萩本欽一さんの事務所で芸人になるが、コピーライターに転身。その後デザイナーに転職。1996年、地元の名古屋に小さな眼鏡店をオープン。現在は「サブリミナル心理学研究所」主宰として講演やセミナーを小学校から大学、商工会から海外まで多数実施。
(写真=iStock.com)