いい転職ができる人は、何が違うか

辞めるにしても、ポジティブに辞めるにはどうすればいいか。「首尾一貫感覚」を持つことです。首尾一貫感覚とは、「眼の前のことだけではなく、過去や未来、世界を俯瞰的に見たときに、全体として整っているという感覚」のこと。

「把握可能感」「処理可能感」「有意味感」の3つの感覚があり、それぞれ、「自分の置かれた状況や今後の展開を把握できていると感じる」「自分に降りかかるストレスや障害にも対処できていると感じる」「自分の人生に起こるどんなことでも意味があると感じる」感覚を意味します。

この感覚を自分に当てはめてみてください。例えば、「3年経ったら次のステップに進める」「このスキルがあればどこでも通用する」。そう感じることができれば、今の苦しみや自分の人生には意味があると思えます。

誰かと話して分析した結果、現在の仕事でそれが満たされそうなら続けることも1つの選択肢。辞めると決めたとしても、首尾一貫感覚を持った状態で辞めることができれば、次の仕事はうまくいきます。

舟木彩乃
ストレス・マネジメント研究者
国会議員秘書などを経て、2015年に筑波大学大学院に入学。著書に『「首尾一貫感覚」で心を強くする』がある。
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(構成=伊藤達也 写真=iStock.com)