恨みは誰に向けられるのか
職場のハラスメント、さらに教育の現場ではいじめも、残念ながら世の中に横行しています。「被害者に何もしてあげられなかった」「助けられなかった自分も恨まれているのではないか」と悩む人がいます。
たしかに、被害者には「なんで助けてくれなかったのか」と思う気持ちもあるでしょうが、恨みは基本的には加害者に向けられます。黙って見ていた人間の立場にはある程度納得しています。仲裁に入ったとしたら、同じように被害を受けることになったとわかっているからです。
日本人は、「自分が他人にどう見られているか」という意識が強い。そんな「公的自己意識」にとらわれているため、「助けなかった自分が悪と思われるのでは」と考えてしまう。しかし、私たちは例えばアフリカの貧困地域や、日本の災害被害地域など、困っている人はたくさんいるとわかっていても、すべてに手を差し伸べることはできません。個人のできることには限界があるのです。
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