社内の序列については、席の順番は年齢・社歴ではなく「役職を重視」が全年代でトップに。佐々木、和田両氏も「役職を重視」で一致した。だが、20代、30代では、「年齢を重視」「社歴を重視」が他の年代よりも多い。和田氏は「若い方は出世意欲が低く、役職に重きを置いていないのでは」と指摘する。
新人時代、上司とタクシーに乗るときにどこに座るか迷った経験のある人は多いだろう。一般常識では上座は「運転手の後ろ」。実際、どの年代でも1位だ。ただ、「運転手の後ろ」に次いで多かったのが「運転手のななめ後ろ」、つまり開閉するドア側という答え。実は佐々木氏も、「ななめ後ろ派」だ。
「教科書的な解答としては、上座は運転手の後ろですが、上司が一番快適に出入りできるのはドア側。本当の上司へのリスペクトは、部下が先に入ること。一緒に行動することが多い上司には、1度『支払いもあるので私が先に入ります』と断れば、次からはスムーズですよ」
いつか、「運転手のななめ後ろ」が常識になるかもしれない。