最低でも「年収の3倍超を稼がなければならない」
自分の年間売り上げと同程度の年収を貰ってしかるべきと、誤解するビジネスパーソンも多いが、それが間違いだということは図1を見ればわかる。一般的に、まず人件費とその他からなる固定費(2700万円)、さらに変動費(900万円)もかかっている。そのため一人前のビジネスパーソンは、最低でも「年収の3倍超を稼がなければならない」のだ。
実際に会社から示された目標額は、社員の能力に応じて上乗せ額が決定され、人によっては給与の4~5倍にもなる。上乗せ分については「会社からあなたへのさらなる期待値」だと考えてもいいだろう。
こうした予算の仕組みを知り、経営者マインドを持つことでより主体的に働けるようになるだろう。
(構成=田之上 信)