「僕なりのけじめとして引退を決意しました」。今年1月、不倫疑惑を報じられた小室哲哉氏が記者会見で引退を発表した。この数年、週刊誌報道をきっかけとして著名人の不倫謝罪が相次いでいる。「恋愛学」を教える早稲田大学の森川友義教授によれば、7割の男性は不倫をしていると推測できるという。そうした現状において「不倫バッシング」に正当性はあるのか。森川教授に聞いた――。

2018年1月19日、不倫疑惑が報じられた小室哲哉氏は記者会見で、涙ながらに引退を表明した。(時事=写真)

男性の4人に3人、女性の10人に3人は不倫経験者

一連の不倫騒動を、対岸の火事と捉えている人は、おそらく少ないだろう。というのも統計によれば、多くの人が不倫を体験しているからだ。