今年の「自分の10大ニュース」が来年の糧になる

師走は慌ただしいです。あっという間に時間が過ぎ去って、気づけば、クリスマス、それが終わればもう大みそか、お正月となります。そんなバタバタした時期ですが、なんとか時間を作って、自分の1年をしっかり振り返ってみるということはとても大切です。

1年365日。年初のことはもう忘れてしまっていることもあるかもしれませんが、手帳を見返すなどして振り返るといろんなことを思い起こすことができると思います。

私は、毎日欠かさず日記を書くようにしています。これは日々を振り返るための習慣ですが、数年前から、年末になると「10大ニュース」をその年に使った手帳に書くようにしています。

1年間に起こった自分にとって大きな出来事や前述した「人生のステージが上がった」と実感できた事柄を書き出し、それに1から10番まで順番をつけているのです。仕事上のこともありますし、プライベートのこともありますが、それがけっこう面白いのです。

▼去年と今年、10大ニュースの推移も確認

ちなみに、2017年の私の「10大ニュース」は、

「モンゴル企業に頼まれてウランバートルで講演した(現地の人が私の書籍などを読み、直接話を聞きたいと言ってくれた)」
「2018年4月から始まるNHK朝の連ドラ(※)の仕事にかかわった」

※NHK朝の連続テレビ小説『半分、青い』は、岐阜県と東京を舞台に、何ごとにも失敗を恐れないヒロインが、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きの精神で駆け抜け、やがて一大発明をなしとげるまでの約半世紀の物語。主演は永野芽郁さん、脚本は北川悦吏子さん。

などです。他人がどう感じるかは関係ありません。あくまで自分自身の“ニュース”です。手痛い失敗のエピソードがランクインしてもいいでしょう。それは、来年以降の自分の「糧」になるのですから。

なぜ、私がこの「自分の10大ニュース」づくりに興味を持つようになったか。先に述べたように、それを書くことが1年の振り返りの時間になるになり、ひとり反省会になることで得られる気づきが多いのです。毎年10大ニュースを作っていると、去年に比べてどうだったかなど、自分の「人生のステージ」が上がっているかどうかの推移も確認できます。