新規事業を立ち上げる際、市場規模の把握は必須です。ネットで検索してすぐにわかればいいのですが、新しい分野を開拓するとなると調査されていないこともしばしば。さらに状況によっては、締め切りが迫っていて、その場や数時間以内に回答しなければいけないケースもあります。

そうした場合、データはなくても暫定レベルの試算が可能です。たとえばある食品の市場規模なら、食品の単価×1人あたり年間食べる回数×人数で概算してみる。食べる回数は自分の経験をベースにするか、周りの人に聞いてみて、数字を設定。人数は高齢者が対象であれば、国民×3分の1と常識で数字をつくってもいいですし、最初に全体の50%を想定してみて、それは多すぎるから大体30%……と感覚で調整してみてもいいでしょう。

もちろんこれは正確な数字ではありません。しかし規模感をざっくりつかむことが、第一のステップ。その後、複数の考えやデータをつき合わせて、正しそうなロジックを採用していきます。あくまでも市場の可能性を考えるための数字ですから、話し合いの土台になって、議論を促すことができればいいのです。