売り上げと利益を完璧に予測することは誰にもできません。そのため、もっとも確度が高い数字だけを提示しても、いまひとつ説得力に欠けます。そこでうまくいかなかったときのリスクケース、予想以上にうまくいったときのアップサイドケースも試算しましょう。3つのシナリオを描くことで、どの程度の幅を持ってビジネスをとらえればよいか、理解が深まります。

そしてそのシナリオに沿って、利益も計算しておきましょう。特に新規事業に取り組むときは、利益がどのように推移していくか、時系列で把握することが重要です。最終的に儲かるとしても、初期投資の赤字が大きいため、持ちこたえられないことも。そうした際は、リスクケースを注視しなければいけません。

実際に、仕事のできる経営者は、「仮にうまくいかなくても最低これだけは数字を稼げる」リスクケースをもっとも知りたがります。一方、事業のポテンシャルを最大限に評価するアップサイドケースは、今後に対して夢が描ける数字です。プレゼンの際は、手堅さと化ける可能性のどちらを相手は求めているのか。そこを見極め、相手の要望に沿ったシナリオを提示するといいでしょう。