事業を立ち上げたものの進展が思わしくなければ、てこ入れが必要になります。しかし最終的な売り上げと利益ばかりを追っていると、なぜ業績が悪いのか、その原因が見つからず、手の施しようがありません。こういった事態を避けるため、使いこなしたいのが、事業がうまくいっているかどうかを見るための指標、KPI(重要業績評価指標)です。

KPIを設定するには、まず目標を測定可能な要素に分解していきます。たとえば「客数」は「営業件数」と「獲得率」。さらに「営業件数」は「営業人数」と「一人あたりの訪問件数」に分解できます。ポイントは、なるべくアクションに結びつけられる要素に分解していくことです。そうすれば対策を打って、結果的にプラスに持っていく芽も生まれてきます。これらの要素の中で、目標に大きな影響を与えそうなものだけ、KPIとして注目します。