なぜ、眞子さまは小室さんを好きになったのか?

写真=日刊スポーツ/アフロ

正直に言えば、ICUでは、男子というだけでそこそこモテます。学内では「ICUマジック」という呼び方があるぐらいです。これは、ICUの男子は、ICU外の男子に比べて1段階イケメンに見える、という意味の言葉です。ICUマジックにかかると、普通の子→イケメン、イケメン→神、に格上げされるというのです。

ICUの男女比は4:6。英語の上級クラスになると、7~8割が女性ということもあります。そうした男女比の偏りが、ICUマジックを生み出している背景だといえそうです。

小室さんが、このICUマジックの効果を得たのかどうかはわかりませんが、まっとうな「交際相手」として認められたポイントのひとつとして考えられるのが、ICUのカリキュラムです。

ICUは「文系で日本一忙しい」といわれるほど、授業では多くの課題が出ます。課題をこなすために、平日の夜に図書館へこもる、ということも頻繁にあります。特に大学1~2年次の忙しさは、定時で帰社できるようなビジネスパーソンを軽く超えます。このためICU 生の間には、「ともに頑張っている」という連帯感が生まれやすいのです。

ICUの必須カリキュラムの特徴のひとつに、ELA(English for Liberal Arts Program)と呼ばれる英語教育プログラムがあります。英語の習熟度別にクラス分けされ、集中教育を受けるため、英語ができない人ほど英語漬けになるシステムとなっています。これがとても大変なのです。

クラスメートは「セクメ」。男女間でファーストネームで呼び合う

英語論文を読んで意見交換をする「ディスカッション」や、英語でエッセーを書く「ライティング」など、さまざまな形で英語4技能(リーディング・リスニング・スピーキング・ライティング)を鍛えていきます。ICUに入学する時点で、多くの学生は英語を得意科目としているはずですが、それでもほとんどの生徒は授業についていくだけで精一杯。その結果、クラスの団結力や結束力はとても強くなります。

クラスメートのことを一部の学生は「セクメ」(セクションメイト)と呼びます。このセクメとの絆はかなり強いものになるのが常です。また学内は英語文化なので男女間で呼び合うときにファーストネームを使うのが当たり前です。だから眞子さまと小室さんが、“ファーストネームの関係”だとしても驚くことではありません。

ほかの大学では、バイトやサークル、遊びなど学業以外がキャンパスライフの中心になることもあるようですが、ICUは完全に「学びの場」なので、真面目な努力家が多いように思います。こうした点は、小室さんを含むICU男子の魅力のひとつでしょう。