武器となるフレーズを練習し、自分のものにしておく
交渉を優位に進めるためには、相手の言葉の表面に反応せず、敬語を崩さないまま、淡々と自己主張を続けることが大切です。
そのためにも、不都合なことを述べる際に有効なクッション言葉、
「残念ですが」「あいにくですが」「申し上げにくいのですが」
また、「できない」の敬語表現である
「いたしかねます」
といった多彩な言葉を自分のものにしておき、とっさの場合に使えるよう、準備しておくとよいでしょう。
また、上司を出せと言われた場合や、クレーマーの過剰な要求を突っぱねたい場合など、ありがちな要求に対して武器となるようなフレーズを、あらかじめ練習しておくことも効果的です。
『闘う敬語』には、巻末に武器となるフレーズ25選を収めています。
難しいシーンでも敬語を使って自分の意思を示していく交渉力を、ぜひ身に付けてください。
大嶋利佳
研修講師、ビジネス書作家。ビジネスコミュニケーション全般に関する研修および書籍、雑誌記事、教材テキストの執筆監修を手がける。著者は『なぜあの女(ひと)の話し方は強くて美しいのか』など多数。近著に『闘う敬語』がある。
朝倉真弓
フリーライター、ストーリーライター。実用書やビジネス書の分野では企画やブックライティングを数多く務め、ストーリー仕立ての書籍を得意とする。自著は『女子の幸福論』『いままでで一番やさしい相続の本』など多数。近著に『闘う敬語』がある。
研修講師、ビジネス書作家。ビジネスコミュニケーション全般に関する研修および書籍、雑誌記事、教材テキストの執筆監修を手がける。著者は『なぜあの女(ひと)の話し方は強くて美しいのか』など多数。近著に『闘う敬語』がある。
フリーライター、ストーリーライター。実用書やビジネス書の分野では企画やブックライティングを数多く務め、ストーリー仕立ての書籍を得意とする。自著は『女子の幸福論』『いままでで一番やさしい相続の本』など多数。近著に『闘う敬語』がある。