働き方改革の推進と“コト消費”喚起を目的に始まった「プレミアムフライデー」。割引セールを実施した「串カツ田中」を訪ねてみると――。

午後3時ごろまでに退社時間を繰り上げる月末の金曜日、いわゆる「プレミアムフライデー」が始まった。その目的は働き方改革の推進と、外食や旅行といった“コト消費”の喚起だ。

2月24日の導入初日、外食各社は早上がりの顧客を狙ったキャンペーンを実施。たとえばファミリーレストラン「ロイヤルホスト」では、プレミアムフライデー限定の「スペシャルディナーセット」を販売した。通常のディナーセットに、グラスワインまたはプチデザートのいずれかを1品プラスするという内容で、当セットの売り上げは通常比約3倍になった。ちなみにディナーセットの価格は1922~2678円(税込)と他のメニューより高価格で、お得感はありつつも客単価を下げていない。

(構成=衣谷 康)
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