「あれ、どこだっけ?」探す時間で“脳消耗”
情報をバラバラといろんなところに保管していると、何がいけないのかと言えば、大切な仕事の最中に、ふと頭の中で雑念が浮かんでくることではないでしょうか。
「あー、マイナンバーの番号登録をお願いしますと編集者から依頼が来ていたなー。あの書類どこいったっけ?」
こうなったら最後、ソワソワして、「今」に集中することはできません。ところが、もし一元管理していれば、決まった場所(例:ボックス)だけを見ればいいので、モヤモヤした雑念からは解放されます。
様々な場所に情報が散乱していると、イザ必要という時に困ります。また、情報を探す際には、心身ともに疲れます。探す作業は脳に相当な負担をかけると実感しているのは私だけではないのではないでしょうか。とにかくエネルギーを消耗するのです。
情報が散乱した状態。それは、まるで散らかり放題の部屋にいるのと同じようなものです。自分の脳はカオスな部屋同然で、大混乱しているはずです。となると、アイデア出しなどアウトプットにおいてこそ活躍してほしい脳をムダ遣いしてしまうことになります。
解決策のひとつは、前述した一元管理です。これで、ずいぶんすっきりします。たとえば、
「全ての情報を1冊のノートにまとめる」
「全ての書類は1つのファイルにまとめる」
「1つ」にする。これを徹底し、習慣化するのです。
たったこれだけで私たちの脳は快適になります。習慣化コンサルティングで多くのクライアント(経営者や会社員など)にこのことをアドバイスしていますが、みな劇的にメモ探しの時間が減ったと言います。脳に最高のパフォーマンスを出させるために! 私は情報や資料は一元管理することをおすすめします。