「夜残業」の習慣は抜け出せない
<挫折4>突発的に発生した残業を終電間際までに片付ける
【失敗する人】夜残業する
【成功する人】朝残業する
私たちは仕事で繁忙期を迎えると残業する必要が出てきます。その時に、上記の2つのどちらを選択するかで、早起きできるかどうか分かれます。
突発の仕事が入ってきた時、「じゃあ、一仕事終えて帰るか!」と夜残業すると当然、食事を取る時間、入浴時間、寝る時間は全てズレます。結果として睡眠時間の量が変わるなど、リズムが崩れます。これ、意外にダメージが大きい。
早起きに成功するためには、朝残業することです。突発の仕事が入ってきた時「じゃあ、朝一番で一気に頑張るか!」と帰ってしまうのです。勇気はいるでしょう。しかし、朝に回した業務があるので、起きる強制力になります。また、朝一番の頭の回転を利用すれば、頭脳集約的な仕事は効率よく終わります。
勇気を持って、朝残業に挑戦してみてください。
<挫折5>夫・妻・子供の「時間割」がいつもチグハグ
【失敗する人】「家族優先」の名の下に生活の規律を失う
【成功する人】家族でセンターピンを共有する
夫、妻、子どもにはそれぞれ生活リズムがあるでしょう。だから、自分ひとりだけが早く寝ようとしても簡単に実践できるわけではありません。
私も同じです。そこで、私は、家族と交渉して強引に生活リズムを変えるのではなく、家族との“センターピン(時間の軸)”を決めました。
まず、自分と家族の理想の生活スケジュールを共有してみてください。子どもがいる家庭では、子どもを風呂に入れる時間、食事の時間など適切なタイミングがあると思います。
「お風呂の時間は19時半にする!」というセンターピンを家族と共有して、23時に就寝するとなれば、家族との時間をどこで取るかを話し合います。
その結果、家族全員で朝型にした家庭もあります。子どもは登校までの時間を、余裕を持って過ごすことができ、勉強する習慣もつく。以前より家庭の雰囲気は良くなったケースも少なくありません。
いずれにしても家族との理想のスケジュールを共有するとお互いの大切にしたい価値観も共有できるので一石二鳥です。
以上、5つのヒントを元に早起き生活、朝型勤務の実践になれば幸いです。