早起きに遮光カーテンは◯?×?

<挫折2>寝付けずにスマホを見て、さらに眠れぬ悪循環

【失敗する人】寝られないからスマホを見る
【成功する人】寝る儀式を持っている

スマホの画面から発するブルーライトは脳を興奮させる作用があります。だから、寝つけないからといって、ベッドに横になって暗い中でスマホを見るのは絶対にNGです。目にも脳にもいいことはありません。第一、睡眠時間が削られてしまいます。

しかし、ベッドに入っても寝つけない苦痛きわまりない気持ちも分かります。確かに「何もすることがない!」のはとても辛い。そこで私が、早起きのコンサルティングをする際にもオススメしているのは、寝る儀式を持つことです。早寝ができる人は、テレビ・スマホを見ずに、入浴後にヨガをしたり、リラックスする音楽を聴いたりしています。

このようにお風呂に入った後、自分で何をするのかを決めておかないと何もすることがなく、結局、手近にあるスマホをいじるか、テレビをだらだら見てしまう結果になるのです。

<挫折3>遮光カーテンで部屋は朝も真っ暗

【失敗する人】根性で起きようとする
【成功する人】太陽の光にサポートしてもらう

仮に早く寝られるようになったとします。しかし、私たちはもともと眠気には弱いものです。それでも、多くの人は持ち前の根性で、「えい、やー」と飛び起きる。

もっとスマートに起きるにはどうしたらいいのか。最大のコツは、太陽の光を活用することです。ポイントは、就寝時にカーテンを明けて寝ること。この時期は、朝4時には日の光が入ってきて、それによって身体は自然と起きるモードに入ってくれます。

人間は太陽の光を浴びると、メラトニンという睡眠物質が徐々に消えていきます。だから、目を覚ますことができるのです。ところが遮光カーテンにしてしまうと、晴天の朝でも光は入ってきません。結局、目覚まし時計で無理矢理起きる。まだ睡眠モードの身体に「起きろ!」と叩き起こすしか方法がなくなるのです。これでは、負担が大きい。

私たちは朝、寝室に差し込む太陽の光を徐々に浴びて、寝ながら起きる準備をしているのです。せめて遮光カーテンをやめて、朝日を感じられる寝室環境にするといいでしょう。