裁判という修羅場で人の本質がにじみ出る
ストレスが限界点を超えたとき、人はしばしば「爆発」する。違法だとわかっちゃいるけど自分を止められない、こともある。マジメなビジネスパーソンもそれは同じだ。被告人として臨む裁判は、人生の修羅場。そこでの言動や立ち居振る舞いに、その人の本質がにじみ出る。
その中には、我々が生き方の教訓とすべきことや反面教師とすべきことがあふれている。『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』『裁判長!これで執行猶予は甘くないすか』(いずれも文春文庫)などで知られる北尾トロ氏のビジネス系裁判傍聴新連載、開廷! 第1回目のテーマは言い訳。法廷内でのビジネスマン被告ののらりくらりとした発言は、まるで先日、有罪判決を受けた号泣元県議、野々村竜太郎被告も同然なのだ。
▼第1回「言い訳」

「あなたは罪を認めているわけですよね」
検察官は、いらだった口調で確認した。はい、と答える被告人。
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