今や、残業するほど仕事ができないと思われる時代。限られた時間で最大の成果を出すには──。経営トップ、心臓外科医、3つ星シェフ……斯界のプロにそのテクニックを聞いた。

30分の昼寝で頭がすっきり

日本の心臓外科医でトップクラスの手術数を誇るのが、埼玉医科大学国際医療センター心臓血管外科の新浪博士教授だ。年間の執刀数は300例を超えている。

「世界に出れば標準的な数ですよ」と新浪医師は謙遜するが、日本の心臓外科医の平均が年間30例ほどなので、その10倍以上は突出した手術数だ。