500万部を売り上げた世界的なベストセラー『エクセレント・カンパニー』の著者、トム・ピーターズ氏。労働環境が激変する中、これからの企業は、リーダーや組織の人材はどうあるべきか。ラーニングエッジ代表の清水康一朗が聞いた。

成功と没落。企業の明暗を分けたもの

マッキンゼー時代に私は同僚とともに徹底的な面談調査を行った結果、超優良企業に共通する8つの基本的特質を見いだした。これは、これからイノベーションを起こし、大企業へ成長するであろう中小企業にも当てはまる。

ラーニングエッジ代表 清水康一朗氏(聞き手)とトム・ピーターズ氏。

(1)行動の重視
意思決定の際に分析だけを偏重するのではなく、トライ・アンド・エラーを信条とする。製品開発においても実験精神が旺盛で、次々と消費者にアイデアをぶつける。経営者自身、社長室や会議室にこもっているのではなく、現場に出向き、顧客と話をする。

(2)顧客に密着する
顧客の声に耳を傾けることで、平凡な商品であっても、その改良アイデアを見つけ出し、差別化できる。また、心のこもったアフターサービスを受けた顧客は決して会社のことを忘れない。