毎年、ビジネスやプライベートを充実させるため、自分に合った手帳を探す人は多いでしょう。ところが、気に入った手帳を買ったはずなのに、思ったように活用できなかったり、途中で使うのをやめたりする人は少なくありません。毎年同じ手帳を使い続けている人でも、満足して使っているわけではない人も意外といます。
また、ネットで買うのではなく、売り場で実物を手に取って確認し、納得して買うほうがいいでしょう。使いやすそうかどうかはもちろん、スケジュールレイアウトやデザインなどの見た目、サイズや重さ、紙質など、じかに手帳のもつ雰囲気まで感じ取って買ったほうが「思っていたのと違う」ということがなくなります。多くの実物の手帳と見比べることもできるため、厳選しやすいといえるでしょう。それでも、手帳選びのポイントを押さえて探さなければ、自分に合ったものを見つけるのは難しいといえます。
今回は、自分に合った手帳を見つけるため、最低でも押さえておきたいポイントについて解説します。2016年をいい年にするためにも、ぜひ参考にしてみてください。
まずはメインとなる「スケジュール」を決める
手帳の使いやすさを左右する一番の要素として、「スケジュール」を挙げることができます。手帳のメインとなるスケジュールを大別すると、「月」「週」「日」となりますが、このなかから自分に合ったものを選ぶのが、手帳選びの基本中の基本です。
当たり前の提案と思われるかもしれませんが、多くの人が使っているという理由で、見開きで左側が1週間のスケジュール、右側がメモページになった「週間レフト」の手帳をなんとなく選んでいる人は、めずらしくありません。これでは人によっては、効果的に手帳が使える可能性が低くなってしまいます。
たとえば、1日にいくつも予定が入る人は、「週間レフト」より、見開き1週間のスケジュールで縦に時間軸の入った「週間バーチカル」の手帳を使ったほうがいいでしょう。予定が一目瞭然となるため計画的に予定が入れられるようになり、ダブルブッキングの問題も起こらなくなります。
あまり予定が入らず、メモすることも少ない人なら、1カ月の予定が俯瞰しやすい見開き「月間タイプ」の手帳がお勧めです。逆に、1日にメモする量が多い人なら、「1日1ページタイプ」の手帳が適しています。
このように、まずは自分の状況に最も合ったメインとなるスケジュールのものを厳選するのが、手帳選びの第一歩といえるのです。