“スピードの経済”が鉄道にもたらす4つの効果

国内では昨春、北陸新幹線が開通し、東京から金沢までの移動時間は2時間半を切るようになった。かつての在来線特急を利用していた時代には、この移動には3時間半ほどが必要だった。

スピードアップは観光客を呼び込む。昨春のゴールデンウイークには、北陸新幹線の利用者は39万人と、一昨年の特急利用者の3倍に増加。金沢城公園と兼六園の入園者は2倍前後に増え、金沢21世紀美術館では過去最多の入館者を記録したという。