趣味に使うのは土日が圧倒的。頻度としては週に1、2回が大半だ。平日は仕事に没頭し、土日は自分の趣味でリフレッシュして翌週の仕事に備えるというサイクルができている。
一緒の趣味を楽しむ人を「妻」と答えた社長が7人。「休暇中は家内と国内をドライブ」「妻孝行もかねて各地の美術館を巡る」と仲睦まじいコメントも。趣味を通じて、夫婦のコミュニケーションをとり、円満な家庭を維持することがひいては会社の中でトップに上り詰める一つの要件なのかもしれない。
社長の“個性派”趣味
◆囲碁:DeNA社長 守安 功氏
沖縄でのG1サミットに参加した際、終了後のバーベキューのあとに移動した部屋に碁盤があり、陸上の為末大氏と打ったことがきっかけ。開始1年で有段となる。社内にも囲碁部を立ち上げた。
◆トライアスロン:ベネッセホールディングス会長兼社長 原田泳幸氏
体力の衰えを感じ、還暦の誕生日前にウオーキングからトレーニングをスタート。そこからランニング、自転車、筋力トレーニング、水泳とステップアップし、2回出場。フルマラソンも5回出場している。
◆絵画:協和発酵キリン社長 花井陳雄氏
幼少期から絵を描くのが好き。小型のスケッチブックを持ち歩き、休日や出張先でのオフタイムに30分ほどで仕上げる。社員向けのメッセージに自身で描いた絵を添えることも。
◆モータースポーツ観戦:NTTコミュニケーションズ社長 庄司哲也氏
少年期よりゴーカートに興味を持ち、サーキットへレース観戦に出かける。マシンの芸術的な造形美と、限界に挑戦するドライビングテクニックに心を躍らせている。自身でもドライブが趣味。
(的野弘路(守安氏)=撮影 YUTAKA/アフロスポーツ(原田氏)、getty images=写真)