夫婦はビジネスのベストパートナー

地域の疲弊が叫ばれて久しい。農山村の過疎化、中心部での商店の消滅。表面的には坂を転がり落ちるように滅びていくだけに見えるかもしれない。だが、決してそうではない。その中で、わが国の地域の経済を支え続ける家族の力というものがある。

夫婦・家族が一緒に働く姿は、日本の町の商店でよく見られる。いわゆる「家族従業型商店」である。お父さんは商品を仕入れにいき、また商店街組合の寄り合いに出ていく。お母さんは、店全般を仕切り、お客さんを接客する。商店街や小売市場の圧倒的多数の商店はそのやり方で商売を続けてきた。わが国で、「従業員なし」あるいは「従業員1人か2人」という零細商店が、世界に類例がないほどに数多く生き残ってきた力の源はここ、つまり家族ないし夫婦の力にあった。夫婦はまさにビジネスのベストパートナーなのである。