ネット時代のVODサービスも続々

そして映画好きには見逃せないのが今年になって更にサービスが増えたVODです。パソコンでのインターネットやスマートフォン、タブレットなどを使って映画やドラマを観られるサービスです。「映画は大きな画面でなくてはいやだ」という方もいるかと思いますが、スマートフォンやタブレットで気軽に観られるようになったことで、移動時間や待ち時間に利用しているというファンも多くいます。

実際に筆者も、社会人になってからは映画館での映画はおろか、リビングのソファーにゆっくり座りテレビを観るということもしなくなっていました。ですがVODが普及してからは、寝る前にタブレットで映画やドラマを1本観るという機会が増えました。

▼Hulu 月額933円

最新作というよりは少し前の映画となりますが、国内作品、海外作品ともに名作が多数あります。海外の人気テレビドラマだけでなく、日本のドラマもかなり古いものまであり、また韓国ドラマやキッズ向けのアニメ、お笑い番組などもあるので幅広い層から指示されているようです。

▼Netflix 月額650円から

月額はベーシック650円、スタンダード950円、プレミアム1450円とあり、プランによって同時に視聴可能な人数や4K画質が視聴可能かどうか等が違います。

映像配信サービスで世界最大手とも言われているNetflixですが日本では先月の9月1日からスタートしたサービスとなります。現時点ではまだ配信本数が少ないという声も聞かれますが、独自コンテンツに力を入れていることなどもあり、これからが期待されています。

▼Amazonプライムビデオ 年会費3900円

こちらはスタートしてようやく1カ月となるサービスです。Amazonプライムは元々、年会費を払えば送料が無料になるという仕組みでしたが、Amazonが取り扱っている商品が基本すべて送料無料になってからは、利用価値を感じづらいサービスでもありました。現在もお急ぎ便(360円または514円)とお届け日時指定便(360円)が無料になりますが、それでも年会費を払うまででもないという声も聞かれていました。

そこに今回のプライム・ビデオのサービス開始です。Amazonプライム会員は追加料金なしで利用可能なため、月額にすると325円で見放題ということになります。サービス開始直後ではありますが、まんが日本昔ばなしが全話見放題ということでお子さまのいるご家庭に人気だったり、仁侠映画がのラインナップが「マニアが選んでいるとしか思えない」という声も出るほどマニアックでコアなファンを獲得している様子です。

▼dTV 月額500円

ドコモが運営しているサービスですが、視聴はドコモ利用者以外も可能です。ドコモ契約者はドコモポイントを支払いに利用することもできます。最大5つのデバイスまで登録可能。映画やドラマの他にミュージックビデオやLIVEまるごとなどがあるのも特徴です。

さまざまなサービスが登場してきた今、自分のライフスタイルにあわせて映画やドラマを楽しんでみてはいかがでしょうか。

矢野きくの(やの・きくの)●家事・節約アドバイザー。明治大学経営学部卒。人材ビジネス業でのキャリアコンサルタント、家電PCメーカーでのテクニカルサポートを経て現職。女性専門のキャリアコンサルタント経験から、女性が働く為には家事からの改革が必要と考えてキャリアチェンジ。家事の効率化、家庭の省エネを中心にテレビ、雑誌、講演ほか企業サイトや新聞にて連載。TVクイズ問題の作成や便利グッズの開発にも携わる。著書に『幸せな時間とお金を生み出す! シンプルライフの節約リスト』(講談社)、『47テーマで学ぶ家計の教科書』(TAC出版)など。
・ブログ「暮らしのクリップ」 http://blog.olsyuhu.net/ ・Facebookページ https://www.facebook.com/kikuno11
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