基礎条件がよくないのに株価が高騰

中国の株式市場では、昨年来の高騰で5000を超えていた上海総合株価指数が、6月半ばから1月足らずで3300台まで下げた。

中国政府の株価維持対策でいったんは回復したが、長くは持たず、8月下旬には3000を切ってしまう。中国発の暴落は世界に波及し、ニューヨーク株式市場のダウ平均も急落、1年半ぶりの安値をつけた。2万円台で安定していた日経平均も、8月下旬の1週間で2800円以上も下げ、欧州や新興国の株式市場も総崩れとなった。