▼仕事を手に入れる言葉

問題が起こったときに、上司に「どうしたらいいですか?」と相談する人がいるが、これが口ぐせになっている人は、上司からの評価は低いと考えたほうがいい。

さらに、「実はこの前、こういうことがあって、こうして、ああして、それでこうなってしまったのですが、どうしたらいいですか?」と、だらだらと前置きをして、結局、「どうしたらいいですか?」というのは、最悪だ。

困ったことがあったときに、すぐに上司に相談する点では評価できるが、上司が部下に求めているのは、「こうしたいけれど、いいですか?」という承認、確認の相談である。

例えば「A社に納品した商品に不具合が出ました。どうしたらいいですか?」ではなく、「A社に納品した商品に不具合が出ました。これからすぐ代替品を持って、A社に向かいたいと思います」ができる人の言葉だ。

アイデアを提案するときも同じ。

「不倫妻100人にアンケート取りたいんです!」と最初に切り出せば、上司も興味を持って聞いてくれる。

「なぜ、これをしたいのか」という理由は、そのあと話せばいい。

承認、確認の相談であっても、「最近、私の周囲で結婚生活がうまくいってない人がいて、旦那さんの話を聞くと、こうでああで……」と前置きが長いのはNG。まず結論から、できればインパクトのある言葉で話すことが大事だ。

「面倒な仕事ばかり降ってくる」「やらされ仕事ばかりだ」と不平を言っている人は、「○○がやりたい」を口ぐせにしてみてほしい。

× どうしたらいいですか?
不倫妻100人にアンケート取りたい