“自分と違う”人間から得る解決策

優秀なリーダーに必要なのは「自分とは“かなり”違う人たちと関係を築く能力」だ。自分とは生活も仕事も違う人たちを味方につけることで、いろんな考えにふれ、さまざまなパターンを認識し、解決策を見出すことに繋げられるだろう。

誰もがご存じのとっつきやすい方法として、学閥というものがある。学校関係の同窓会に行けば、同じ学校という共通点を持った違う職業の人たちに会うことができるだろう。学校が同じだというだけでも、意外と人脈になりやすいものだ。あとは同郷、同じ趣味……といったことも、異業種交流会で接点のない人と会う以上に、人脈の幅を広げる手段になるかもしれない。

最近ではSNSでの交流も、普段出会うこともない人と接触しやすい場所のひとつだ。アポを取ろうとすると難しいのに、SNSでは気軽に受け入れてもらえることもある。くだらないように見えて、自分が接触したい人が同郷の焼酎愛好会にいるかもしれないのだ。

理系、文系、政治、経済、グルメ、美容……分野を問わずに、あらゆる“自分とは違う人たち”と関係を築く力を付ければ、より広い見聞が得られるだろう。そこで刺激を受けることで、新たな発想が生まれるかもしれない。

さて、3つめの問いは「過去に成功した方法をいかに捨てられるか」だ。