女子高生が“ゆるいまちづくり”を楽しむ「鯖江市役所JK課」。賛否両論が渦巻く中、初年度は20以上の企画や活動を実施して、各種メディアにも60回以上登場。第二期も新メンバーが12名加わり順調にスタートした。しかし一番の実績は、まちや大人たちに色々な「変化があった」こと。鯖江市は前例のないプロジェクトになぜ取り組み、そしてどう変わったのか。立役者である牧野百男鯖江市長を迎え、JK課1年目の舞台裏に迫った。
常識と価値観を変える
【若新】僕が福井県出身というのもあって、鯖江の市民団体によるまちづくりプランコンテストに参加したのがきっかけで、2014年の1月頃に「JK課」を提案しました(鯖江市役所JK課WEBサイト:http://sabae-jk.jp/)。

まちづくりになんて興味のなかった、「ゆるい市民」の女子高生を主役にする。前例がないだけでなく、ゴールを事前設定しないという実験的プロジェクトでしたが、企画を採用してもらえました。僕は他のプロジェクトでも、あえて詳細な出口設計をしません。当事者たちと一緒に模索しながら、変化を楽しむ。それを「いい加減だ」とか「ただの思いつきだ」といって批判する人もいますが、市長はこの意義をちゃんと理解してくださいました。
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